夜間飛行でドローンにライトを取付けると「改造申告」が必要!?

ドローン操縦者

夜間飛行の時に、撮影箇所や点検個所を照らす、サーチライトを取り付けたいな。
通販で探してみよう!

行政書士うえた

ドローンへのパーツの取付は注意が必要です!!
ドローンメーカーが取扱説明書等で認めていない改造は、機体登録時に「改造した機体」としての申告が必要な場合があります。
この記事では、改造機体にあたるかの判断方法、また改造機体の申告方法も解説しています!

この記事でわかること
  • メーカーが取扱説明書等で認めていない改造を施した機体は、機体登録時に「改造した機体」としての申告が必要に
  • DJIの主要なドローンでは、純正部品またはDJIが認定する部品のみ使用することが推奨されている。
  • サードパーティ製のパーツは、改造機体としての申告が必要な可能性がある
  • 改造機体の申告の、具体的な方法
  • 飛行マニュアルには夜間飛行でのルールが記載されている。

なお、夜間飛行の許可申請方法などは、ドローンの夜間飛行について解説した記事にてまとめて解説しています。

目次

ドローン夜間飛行|ライトの機体への取付け|改造申告が必要なケース

メーカーが取扱説明書等で認めていない改造を施した機体は、「改造した機体」としての申告が必要になります。
DJIの多くのドローンでは、DJI純正部品またはDJIが認定する部品のみ使用することが推奨されています。

通販などで購入したサードパーティ製のパーツを取り付ける場合は、機体登録時に改造機体としての申告が必要な場合があります。

改造として申告するのは、以下の場合である。
1. 「メーカー機」の場合 … 当該無人航空機の機体製造者等が取扱説明書等で認めていない改造。
この場合は、「改造した機体」として申告し、以降は「改造した機体」として取り扱うものとする

無人航空機登録要領 4-1.(5) ④無人航空機の改造の有無 イ)改造

なお、DJI MINI 3 PROの場合は、ユーザーマニュアルで「純正部品とDJIが認定する部品のみ」認める旨が記載されており、これ以外のサードパーティ製のパーツは「改造した機体」として機体登録する必要があります。

8.DJIの純正部品またはDJIが認定する部品のみをご使用ください。非純正の部品やDJI認定メーカー以外が製造した部品を使用すると、システムに不具合が発生し、安全性が損なわれるおそれがあります。

DJI MINI 3 PRO ユーザーマニュアル フライト前チェックリスト

機体登録時に「改造した機体」として申告し、実際に飛行させるまでの手順

改造機体としての申告では、機体登録時の記載事項が増えることになります。
機体登録時には、以下の内容について申告が必要です。(無人航空機登録要領より)

改造機体としての登録時に申告する内容
  • 国土交通大臣が告示で指定した装備品を装備していない
  • 鋭利な突起物が表面になく、接触時の安全を著しく損なうおそれがない
  • 遠隔操作又は自動操縦による飛行の制御が著しく困難でない
  • 無人航空機の製造区分
  • 無人航空機の重量及び最大離陸重量
  • 無人航空機の寸法
  • 無人航空機の写真(機体外観の全体がわかる写真1枚)

改造機体を飛行させるには、さらに飛行許可と飛行計画の登録が必要です。
すでに機体登録と飛行許可を取っている機体を改造した場合、あらたに登録・許可取得・飛行計画の手続きを別途おこなうことになります。

行政書士うえた

改造申告は、機体登録時のハードルが高いのがネックです…。

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夜間飛行に対応したドローンの選び方|ホームページ掲載機の確認方法

飛行マニュアルでは、「機体の向きを視認できるライトが装備されたドローンを使用する」ことが定めらています。
DJIのドローンでは、前方のアーム2か所に「赤」のLED、後方のアーム2か所に「緑」のLEDを装備しています。

機体の向きを視認するためのライトは、「ホームページ掲載機」と言われる国交省の認定を受けたドローンであれば、はじめから備えられています。
ホームページ掲載機は、国交省HPの「資料の一部を省略することができる無人航空機」から確認できます。

下の画像のMAVIC MINI 2のように、「確認した飛行形態の区分」の欄に「D」と記載されていれば、夜間飛行の基準を満たしています。

飛行マニュアル 確認した飛行形態の区分(夜間飛行)

機体について、無人航空機の姿勢及び方向が正確に視認できるよう灯火を有していること。

無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領 5.飛行形態に応じた追加基準 5-3(1)

夜間飛行は飛行マニュアル記載のルールを守ろう|マニュアル違反は罰金あり

夜間飛行でのルールは、飛行マニュアルに記載されています。

夜間飛行時のルール(標準飛行マニュアル)
  • 夜間のFPV飛行は実施しない。
  • 機体の向きを視認できるライトを装備した機体を使用
    ライトが視認できる範囲内での飛行に限定する
  • 飛行高度と同じ距離の半径の範囲内に第三者が存在しない状況でのみ飛行を実施する
  • 操縦者は、夜間飛行の訓練を修了した者に限る
  • 補助者についても、飛行させている無人航空機の特性を十分理解させておく
  • 夜間の離発着場所において、車のヘッドライトや撮影用照明機材等で機体離発着場所に十分な照明を確保する

飛行マニュアルは飛行許可の申請時に添付する書類となっています。
マニュアルの飛行ルールに違反した場合は航空法違反となり、50万円以下の罰金に処せられます。

また夜間のFPV飛行は、個別申請により飛行許可を取得可能です。

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まとめ

ここまで、夜間飛行時にサーチライトを付ける際の注意点や、夜間飛行に対応したライトを備えるドローンの確認方法について紹介してきました。

この記事のまとめ
  • サードパーティ製のパーツなど、ドローンのメーカーが取扱説明書等で認めていない改造をした場合は、機体登録時に「改造した機体」としての申告が必要
  • DJIのドローンでは、純正部品またはDJIが認定する部品のみ使用することが推奨されている
  • 改造機体としての申告は、DIPSでできる

ドローンに取り付ける部品はメーカーが定める基準に従う必要があり、知らずに改造したドローンを飛ばすと航空法違反になるケースがあります。
無人航空機登録要領や飛行マニュアルの内容をしっかり把握し、正しく夜間飛行をおこないましょう。

この記事を監修したひと

植田 真行のアバター 植田 真行 行政書士

当事務所HPをご覧いただき、ありがとうございます。
行政書士の植田 真行(うえたまさゆき)と申します。

私は2017年のドローンレースでこの世界に興味を持ち、これまで自分で許可を取って空撮をしてきました。
2022年に行政書士になってからは、このサイトを通じて全国のお客様のドローン手続きに携わっております。

現在、空撮やドローンを業務に取り入れたいというお客様からのご相談が増えています。
しかし、制度改正やシステムのアップデートが頻繁にあり、誤った情報・以前の知識をお持ちのまま飛行させている方がいるのも事実です。
ドローン法務の専門家として、お客様の安心安全な飛行にお力添えできるよう、今後とも尽力する所存です。

ドローンをこれからはじめる方、お手続きに不安をお持ちのお客様は、ぜひ私にご相談ください。

高知県行政書士会会員
登録番号 第22382665号

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