ドローン包括申請の更新|DIPS2.0で更新できない時の対処法

ドローンユーザー

ドローンの包括申請から1年経つから、許可の更新がしたい。
包括申請を更新するには、どんな手続きをすればいいの?

行政書士うえた

ドローンの包括申請の有効期間は、最大1年間です。
許可の延長をしたい場合は、更新申請ができます。

ただし2023年現在、DIPS2.0にアップデートされた影響で更新申請ができません
更新したい人も「新規申請」が必要となっています。
(2022年12月 無人航空機ヘルプデスクに確認済)

ドローンの包括申請のメリットや特徴については、まとめ記事をご用意しています、あわせてご覧ください。

この記事の目次

更新申請ができないケースとは?|DIPS2.0で新規申請していない場合

DIPS2.0では2022年11月以前の許可の更新ができません
理由としては、2022年12月に国のオンライン申請システムがDIPS2.0にアップデートされたためです。

飛行許可を更新したい場合は、新規で申請する必要があります。
(2022年12月5日 無人航空機ヘルプデスクより聴取)

DIPS2.0では更新申請ができないため、新規での申請が必要。ただし、一度新規で申請した場合は更新申請できます。

DIPS2.0で新規で申請する場合は、申請内容が最初から審査されます。
1年前と同じ内容で申請しても、「補正指示を受ける」「同じ申請内容では許可が下りない」といったケースが発生しており、申請には入念な準備が必要です。

またDIPSの操作も大きく変わっているため、不安な方は行政書士に依頼したほうがいいでしょう。

航空局標準飛行マニュアルが2022年12月に改訂|更新申請での注意点

2022年12月5日に、包括申請で使用する航空局標準飛行マニュアル2が改定されています。

独自マニュアルを使って申請する場合は、新しい航空局標準マニュアルに準拠したものに変更する必要があります。

当事務所ではDIPS2.0での新規申請の代行を承っております。
新しい標準マニュアルに対応した「独自マニュアル」の作成も料金内で対応いたしております。

DIPS2.0へのログインは、機体登録時に作成したアカウントを使用する

DIPS2.0へのログインには、「ドローン登録時に作成したアカウント」を使用します。

ログインには、IDとパスワードが必要です。

ログインIDは「英字3文字+数字6文字」です。(例:「ABC123456」)
IDは、登録した時に国交省から来たメールに記載されています。
「数字のみ8文字」のIDは旧DIPSのIDです、DIPS2.0では使用できません。

パスワードはメールに記載されていないので、アカウント作成当時に入力したパスワード使用してください。

包括申請の更新時に、旧DIPSの申請書を確認する方法

旧DIPSは2023年2月27日にサービス終了しています。
以前のURLから旧DIPSにログインしようとしても、サイトにアクセスできません

DIPS2.0で新規で申請するにあたって、以前の申請書の内容を確認したい場合もあるかと思います。
その場合は、以下の手順でDIPS2.0経由で確認できます。

STEP
DIPS2.0へログイン
DIPS2.0のロゴ
ロゴをクリックすると、包括申請の更新が可能です。
DIPSログイン画面
STEP
トップページから「飛行許可・承認申請へ」をクリック
「飛行許可・承認申請へ」を選択
STEP
「申請書一覧(旧システム)」をクリック
「申請書一覧(旧システム)」を選択
STEP
旧DIPSのID・パスワードを入力してログインする
旧DIPSのID・パスワードを入力すると、過去の包括申請のデータが確認できます。

旧DIPSのIDは、数字8文字です。
(例:20123456)

うえた行政書士事務所からのご案内

包括申請代行  19,800円(税込)~で承ります。

全国で1年間飛行できる許可を取得、申請から12~14日で許可書を納品します。
※ドローン1台・操縦者1名での料金
 操縦者・ドローンを追加ごとに、2,200円が別途かかります。

当事務所が選ばれている理由
  1. 申請実績 年間200件以上
  2. 包括申請の許可取得率100%を継続中
  3. 全国のお客様に対応
  4. 不許可の場合、全額返金保証
  5. 4つの許可を追加料金なしで申請
    ※夜間飛行、目視外飛行、DID地区、人・物30m未満
  6. 独自飛行マニュアル作成も追加料金なし
行政書士うえた

ドローンの許可は、申請書の記載によって飛行の自由度に差が出ます。
当事務所では、お客様の業務内容や目的に応じて対応しております。

ご依頼・ご相談は下のボタンをタップ

電話受付:9:00~21:00 年中無休

LINEなら休日・夜間も相談できます

ドローンの包括申請の更新は、前回の許可から1年経つ人が対象

包括申請の更新は、前回の申請内容から変更がなく、単純に許可期間を延長したい場合に可能です。
更新申請は、許可が切れる日の2か月前から申請可能です。

(5)更新申請

許可等の期間の更新を受けようとする場合の申請は、2-1(1)b)の規定にかかわらず、期間の満了の日の40開庁日前から10開庁日前までに行わせるものとする。

国土交通省ー「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領(カテゴリーⅡ飛行)」令和4年11月9日 最終改正

DIPS2.0で新規の包括申請をしている人は、更新申請が可能です。
ドローンの包括申請の有効期限は最大で1年間です。
よって許可期間の満了日は、許可から1年後になります。

ドローンの包括申請の更新は、期間満了日の10開庁日前までが期限

包括申請の更新は、許可期間が満了する日の40開庁日前から10開庁日前までの間に申請できます。

開庁日」とは?
 役所の窓口が開いている、土日・祝日を除いた日

もし許可期間を過ぎた場合は、再度新規で申請しなおす必要があります。
申請期限(期間満了から10開庁日前まで)にご注意ください。

許可期間の満了日は、許可から最大で1年後です。
ですので、前回の許可と同じ日付から、2週間以上は余裕をもって対応した方がいいでしょう。

許可等の期間の更新を受けようとする場合の申請は、期間の満了の日の40 開庁日前から10 開庁日前までに行わせるものとする。

無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領

ドローンの包括申請を更新する方法|前の許可から1年経ったケース

包括申請の更新は、DIPSを利用して手続きを全てオンラインで可能です。
更新申請は以下の手順で進めます。

更新申請の手順
  1. DIPSにログインする。
  2. 更新する申請書を選択する。
  3. 申請書を作成する
  4. 申請内容を確認し、申請する。
  5. 飛行許可書をDIPSからダウンロードする。(電子許可証を希望の場合)
STEP
DIPSにログインする。

まずDIPSにログインします。

IDをお忘れの場合は、アカウント作成時に登録したメールアドレス宛てに「申請者情報仮パスワード発行通知」という件名のメール本文に記載されています。
パスワードは、アカウント作成時に登録したものを使用します。

STEP
更新する申請書を選択する。

「共通業務/メニュー」の「申請書を作成する」の見出しの中にある、 「申請書の作成(更新)」をクリックします。

すると、更新申請が可能な申請書の一覧が表示されます。
更新したい申請の「更新」(右端)の青いバナーをクリックします。
「更新申請書を作成しますか?」という確認メッセージ」が表示されるので、「はい」を選択します。

STEP
申請書を作成する。

更新申請内容入力画面に移り、申請に必要な情報を入力します。
前回の申請内容が呼び出され、既に入力されている項目があると思います。

「3.(1)飛行する期間を入力してください。」の欄には、今回の申請に適した日付を入力してください。

また、2022年6月20日からドローンの機体登録が義務化されています。
更新申請前にあらかじめ機体登録を済ませましょう
更新申請時には下の画像のエラーメッセージが出ますので、登録済みの機体を選択します。

その他にも、前回の申請内容と同一であれば遜色がある箇所は、適時修正してください。

STEP
申請内容を確認し、申請する。

入力を最後までおこなうと、申請内容確認画面が表示されます。
「申請内容は間違いありませんか?」をチェックし、画面右下の「申請する」をクリックするとDIPSでの手続きが完了します。

STEP
飛行許可書をDIPSからダウンロードする。

申請に不備がなければ、最短で10開庁日で許可が下ります。

通知はアカウント作成時に登録したメールアドレス宛てに届きますので、申請後はこまめにチェックすることをオススメします。

許可が下りた後は、DIPSから「飛行許可証」がダウンロードできます。(電子許可証を選択の場合)

「共通業務/メニュー」の「申請書を作成する」の見出し内の「申請書一覧」をクリックし、「照会編集」をクリックすると、許可証のダウンロードページに移動します。

許可証はドローンの飛行時に携帯することが義務付けられています。

スマホやタブレットなどにPDFをダウンロードするなどして、求められた際にいつでも提示できるようにしておきましょう。

よくある質問|包括申請の更新申請について

DIPS2.0で包括申請を更新できません

DIPS2.0では、旧DIPSで取得した許可を更新できません。
既に包括申請している方も、新規申請が必要です。
一度DIPS2.0で新規で申請すれば、今後は更新ができます。

旧DIPSでの包括申請の申請書を見たい

DIPS2.0のメニュー「申請書一覧(旧システム)」から確認できます。
確認には、旧DIPSのID・パスワードが必要です。
(IDは数字8ケタです。)

包括申請の更新はいつからできるの?

許可が切れる2か月前から可能です。

包括申請の更新に期限はある?

飛行許可の期限の10開庁日前までに申請しましょう。
開庁日とは、平日のことです。
2週間前までには申請を済ませましょう。

更新と同時に申請内容を一部変更したい。

包括申請の更新は、「同一内容」での更新です。

操縦者の追加、ドローンの追加、飛行マニュアルの変更をしたい場合は、「変更申請」が必要です。

ドローンを追加、飛行マニュアルを変更する場合は、変更申請が必要

前回の申請内容から、ドローン・操縦者の追加飛行マニュアルの変更がある場合は、更新できません。
この場合は、変更申請により許可を取得します。
新たに購入したドローンを追加する場合や、自作の飛行マニュアルを使って申請する場合が該当します。

ただし変更申請では、許可期限の延長はされません。
許可期限の更新と、飛行マニュアルの変更をする場合は、更新申請と変更申請の両方が必要となります。

また許可期限がせまっておりお急ぎの場合は、無許可の期間をつくらないためにドローンに詳しい行政書士に依頼するのがよいでしょう。

ドローンの包括申請で機体追加する際の手続きについては、詳細記事をご用意しています。
あわせてご覧ください。

さいごに

ここまで、包括申請で取得した飛行許可を更新する手順について解説してきました。

更新申請は、前回と同一内容で許可を受ける場合に必要です。
また許可期間を超過した場合も更新ができず、新規で申請し直すことになるので要注意です。

うえた行政書士事務所からのご案内

包括申請代行  19,800円(税込)~で承ります。

全国で1年間飛行できる許可を取得、申請から12~14日で許可書を納品します。
※ドローン1台・操縦者1名での料金
 操縦者・ドローンを追加ごとに、2,200円が別途かかります。

当事務所が選ばれている理由
  1. 申請実績 年間200件以上
  2. 包括申請の許可取得率100%を継続中
  3. 全国のお客様に対応
  4. 不許可の場合、全額返金保証
  5. 4つの許可を追加料金なしで申請
    ※夜間飛行、目視外飛行、DID地区、人・物30m未満
  6. 独自飛行マニュアル作成も追加料金なし
行政書士うえた

ドローンの許可は、申請書の記載によって飛行の自由度に差が出ます。
当事務所では、お客様の業務内容や目的に応じて対応しております。

ご依頼・ご相談は下のボタンをタップ

電話受付:9:00~21:00 年中無休

LINEなら休日・夜間も相談できます

この記事の目次